【GAS x Kintone連携】Kintoneのレコードをスプレッドシートに出力して自在に操作する(後編)

こんにちは!長塚電話工業所の佐藤です。

かなり間が空いてしまいましたが、こちらの後編もよろしくお願いいたします。

前回の内容については、こちらをご確認ください。

Google Apps Scriptを使用して、kintoneからデータを取得してみましょうという内容でしたね。

今回は、その取得してきたデータをどのように活用するか?例を挙げてご説明いたします。

ソースコード

早速ではありますが、ソースコードをご確認ください。

こちらのソースコードは、前回ご紹介したGASのファイルの下にそのまま追記していただいて構いません。

ソースコード詳細

内容について、簡単にご説明します。

  • findAndGenerateUrls()

役割: Googleスプレッドシートのデータを基に、指定された条件に一致するレコードのURLを生成します。

主な処理:

・「保守終了日」が今日から1ヶ月以内で、かつ「契約ステータス」が「契約終了」でないレコードを抽出します。

・該当するレコードのURLとタイトルを生成し、outputDataというリストに保存します。

  • sendEmailWithResults(outputData)

役割: findAndGenerateUrls()で生成されたデータを使用して、メールで通知を送信します。

主な処理:

・メールの受信者、件名、本文を設定し、GoogleのMailAppを使ってHTML形式のメールを送信します。

・メールの本文には、生成されたURLとタイトルのリストが含まれます。

  • main()

役割:全体のプロセスを順番に実行します。

主な処理:

getKintoneRecords()を実行してKintoneのレコードを取得し、スプレッドシートに書き込みます。5秒待機した後、findAndGenerateUrls()で条件に一致するデータのURLを生成し、sendEmailWithResults()でメール通知を送信します。

注意点

コピー&ペーストでは動作しません

ソースコードの一部はプライバシーやセキュリティの関係上マスクしたり、別の文字列に置き換えたりしています。ですので適宜、変換を行ったうえでご活用ください。

別の条件および抽出方法について

今回は、kintone側のステータスなどを条件にレコード抽出を行いました。しかし場合によって○○の条件の上位xx件、など、様々な抽出方法が考えられます。ここではパターン別の紹介はいたしませんので、各自お調べの上実装ください。

メール送信について

GAS側でデフォルト実装が可能なのは、GASを実行しているプロジェクトのメールアドレス(gmail)です。会社のドメインや特定のアドレスから送信したい!という場合は、別途サービスと組み合わせる必要があるかと思われますので、各自お調べの上ご調整ください。

今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました!